りっぱなたけのこを友人からいただきました。
春になると「たけのこ」が旬な季節になります。
「これどうすんの?」
と悩みますが、せっかくいただいたものですからありがたく食してみようかと思います。
プロローグ:たけのこに春を感じながら食す
まだまだ若いもんには負けてられません。
バリバリの昭和生まれのたかたんおやじが、せめて家族内での威厳を取り戻そうと、自分で調べて自分でやってみるプロジェクト。
今回は「たけのこに春を感じながら食す」に挑戦してみようと思います。
妻に任せると早いんだろうけど、ここは苦労しても自分でやってみることに意義がある。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
山本五十六の名言
ほめてやらねば、人は動かじ。
限られた知識と限られた体力と限られた時間との中で、いつもながらネットで様々な情報をありがたく活用させていただきながら、ブロジェクトを進めていきたいと思います。
「えぐみ」ってどんな感じ?
ところで「えぐみ」とはどんな味なのか?
ふだん味わえないので、この機会に厚さ1センチぐらいの輪切りにしてそのままアルミオイルに包んでオーブンで焼いてみました。
アク抜きしていないので、きっとえぐい味になるはず。
まずひとくち食べただけで、なんとなく歯の表面にサランラップを巻いたような感覚に襲われ、案の定口の中やのどがピリっとしてイラガっぽい感じです。
これが「えぐみ」の正体かと感動したところで、本体の調理に入ります。
たけのこのアク抜きは米の研ぎ汁と鷹の爪でゆっくり下茹でする
掘ってから一日たっているのですが、放置しておくとどんどんえぐみがでてくるとのことですので、なるべく早くアク抜きをするのがよいそうです。
たけのこのアク抜きをするときには、米ぬかと鷹の爪を1本いれて弱火でゆっくりと煮ていきます。
ちょうど米ぬかがなかったので、今回は米の研ぎ汁で代用しました。
米ぬかや米の研ぎ汁の代わりに、重曹をひとつまみいれても良いそうです。
たけのこの皮にはたけのこを柔らかくする成分があるということなので、表面を3枚ほど剥いてそのまま鍋で煮込みます。
大きすぎて鍋に入りきらないので、4つにカットして突っ込みました。
これに落し蓋をして、じっくりと40分ほど煮込みます。
竹串で突いてみて抵抗なくすっと入れば煮込み完了です。
アク抜きが完了したら、水につけて冷蔵庫で一晩寝かす
アク抜きが終わったら、水につけて冷蔵庫で一晩寝かすのが良いそうなので、小分けしてそのまま冷蔵庫に。
冷蔵庫で保管しておけば1週間ほど保存できるそうですから、しばらくの間いろいろな料理でたけのこが楽しめそうです。
米ぬかではなく米の研ぎ汁で代用して、果たしてちゃんとアク抜きができるのか?
心配なことがありますが、おとなしく明日まで待つことにします。
エピローグ:たけのこの煮物と炒め物の2品完成です
たけのこの煮物完成。
心配していたアク抜きは問題なし。
米の研ぎ汁で十分でした。
炒め物もうまいです。
米ぬかや米の研ぎ汁に含まれるカルシウムがえぐみ成分と結合して、えぐみを抑えるそうですが、初めに気づいたひとは偉い!
さてこれで「雨後の筍」のように次々に巻き起こる艱難辛苦を乗り越え、「雪中の筍」のように得がたいものを手に入れる準備が整いました。
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