休日だからもうちょっとゆっくりと寝ていたい。
特に寒い季節の朝は、二度寝はたまらなく得した気分。
以前は自分でもそう思っていましたし、実際そうしていました。
でもあえて休日だから早く起きてみると、また趣が違うんですよね。
休日は試しに2時間ばかり早く起きてみる日があっても良いのではないでしょうか。
日常と異なった空間に浸ることで心が癒やされる感じがします。
朝日は心の活力を生む
2時間早起きできると日の出前に目覚めることができます。
ピリッと張り詰めたような朝の空気を感じながら、少しずつ明るくなっていく周りの景色をみているだけで活力が湧いてくる感覚が得られます。
医学的には太陽光を浴びることによって、脳内に「セロトニン」というホルモンが分泌されるからだそうです。
セロトニンは快適な目覚めを助け、自律神経を整える働きがあると言われており、太陽光を網膜に感じることによって活性化されるものなのです。
朝日はなぜか大きく感じませんか?
夕日も同じですが、地平線に近いところで見る太陽は実際にとても大きく感じられます。
日中に同じ太陽を見上げるととてもまぶしく小さく感じるのとは対象的です。
これは見る人の「心の錯覚」なんだそうです。
太陽のような大きな天体が大きくなったり、小さくなったりするはずがないのは科学的にわかっているつもりです。
太陽が地平線に現れるときや沈む時は、周りの景色と比べて大きいと錯覚しているだけなのです。
このように同じものを見ていても、私たちはそれぞれの「心のフィルター」を通して違ったもののように感じているということです。
「心のフィルター」を取り替えてみれば、また違ったものと感じるのではないでしょうか。
花を見てみる
かすみ草と薔薇を一輪で比べると薔薇のほうがゴージャスに見えますよね。
これは一輪で比べるという「心のフィルター」が効いているためだと言えます。
束にしてみたら、他の花と混ぜてみたら、というような違う方法で比べてみると、俄然かすみ草の可憐さが引き立ち、その存在感が際立ってくるように思います。
ただしかすみ草はどこまでいってもかすみ草ですし、薔薇は薔薇です。
決してかすみ草が薔薇になることはありえないし、その逆に薔薇がかすみ草に成長することもありえません。
これからをどう生きるかで過去が活きてくる
長い人生の中では、一見貧弱に見える一輪のかすみ草のような経験はたくさんあるし、薔薇のようにゴージャスに感じる時を過ごすこともあります。
でもかすみ草はかすみ草、薔薇は薔薇であり、決して変えることはできません。
一輪のかすみ草の貧弱さを嘆くのであれば、それらを束ねて薔薇と組み合わせることによって、すばらしくゴージャスな花束を作り上げる「心のフィルター」を持ちたいものです。
これからをどう生きるかで過去が活きてくる
どこかで聞いたような言葉ですが、けだし名言だと思います。
まとめ:休日の朝は早起きで心を癒せる
2時間早起きすると、余計なことをいろいろ考えてしまいますね。
でもそれが心の余裕となって癒やされるのです。
日が昇ってしばらくすると小鳥のさえずりが聞こえ始めますが、これを聞くと小鳥よりも得した気分になります。
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