自主的な行動(Voluntary action)が最大の成果につながる

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

人からものを頼まれた時、「めんどうくさいなぁ」と思ってなかなか手がつけられないことはありませんか?

もうひとつ。自分で何かをやろうとしてもやはり「めんどうくさいなぁ」と思ってなかなか行動に起こせない。

そんな時は、その行動に対する「意義」の理解と「動機」が欠けているんです。

何か行動を起こすためには、その行動に対する「意義」と「動機」を自分に与えてあげれば自主的に軽々と動くことができるようになるはずです。

そして自主的に動くことができれば、もっとも効果の高い行動に結びつくことは、経験上良くわかりますよね。

ある行動を起こし、それを持続させたければ、「自分なりの意義」の理解と「内発的動機」を大切にするという2つの要素を満たしてあげることが重要です。

内発的動機を大切にし、ある時「自分なりの意義」を見出せれば、自主的で長く続く行動をしていく原動力になります。

目次

「自分なりの意義」が行動開始の原動力になる

ここで述べる「意義」は、「自分なりの意義」という意味合いで問題ありません。

人から与えられたものではなく、それをもとに腹に落ちる「自分なりの意義」に仕立て上げなければ、理解する意味がありません。

これには、普段の自らの行動に対して、それぞれ自分なりの意義を見つけておくか、見つからない場合は創り上げることが必要です。

行動それぞれを細かく分類すればきりがありませんから、まずは大枠で捉えてみることです。

「意義」を創って理解することは、そう簡単ではないように思えますが、私たちの日常の行動は、意外とルーチン化されており、大きく分類することができます。

突発的に行動しなければならないことは、実はそれほど多いわけではありませんよね。

つまり日常の1日の行動を大枠で分類してみると、大した数にはならないわけです。

「歯を磨く」という行動と「会社に行って仕事をしてくる」という行動。

両者に掛ける時間はまったく違いますが、「自分なりの意義」はそれぞれ1つで十分だとしたら、それほど難しい問題にはなりませんよね。

例えば、「歯を磨く」という意義は「生理的欲求を満たすため」であるとして、「会社で仕事をする」という行動の意義は、「顧客満足度を向上させるため」かもしれませんし、 「給料をもらって自分を成長させるため」なのかもしれません。

いずれにせよそれぞれの行動に対して、普段から腹に落ちる「自分なりの意義」を理解しておくことが重要です。

もしどうしても「自分なりの意義」が見つけれなければ、その行動は捨て去るべき行動かもしれません。

腹に落ちた「自分なりの意義」が理解できれば、これは行動開始の原動力になります。

「内発的動機」が継続の原動力となる

動機には、外発的動機と内発的動機があります。

外発的動機とは、外部から与えられたものがベースとなるもので、強制や懲罰、評価などのために行動するための動機です。

外発的動機は、それを誘発するタイミングやその動機を持続させることを含めて、通常自分自身でコントロールすることは難しいものです。

一方で内発的動機とは、物事に興味や関心を持つことで意欲が沸き起こり、達成感や満足感を得たいという、人の内面的な要因によって行動するための動機のことです。

内発的動機の場合は、 意識的にその物事に興味や関心をもち続けることで、自分自身でコントロールすることができます。

この内発的動機が継続の原動力となります。

「自分なりの意義」と「内発的動機」によって自主的な行動が生まれる

私たちが自主的に行動するためには、「自分なりの意義」の理解と「内発的動機」を大切にするという2つの要素を満たすことが重要なのです。

「自分なりの意義」を理解することと、「内発的動機」を大切にすることはどちらが先でもかまいません。

よく言われる「好きなことをやってみれば」というアドバイスは、「内発的動機」があるのだから、やりながら「自分なりの意義」を見つけてみれば、というものです。

また「とりあえず行動してみれば」というアドバイスは、「意義」があるのだから、やりながら「自分なりの意義」に噛み砕き、やっているうちに興味がでてきたら「内発的動機」を創っていけば、ということなのです。

まとめ:自主的な行動が最大の成果につながる

英語で自主的な行動は、”Voluntary action” と言います。

まさに見返りを求めない自主的な行動、という意味でぴったりの言葉ですね。

好きなことを自主的に長く続けることができれば、それは長い目で見れば立派な成果になることは否めない事実です。

”Voluntary action” を増やしていきたいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

こんにちは。たかたんです。
ふと気づけば、この世に生をうけてから半世紀以上がたちました。
ほんものの「おやじ」ですね。
次の世代がより豊かな人生を送ることを願ってブログを綴っています。

コメント

コメントする

目次