初めての英語圏の海外出張で相手が何を言っているのかわからなくて困ったことはありませんか?
しかも簡単な単語で聞かれているのにもかかわらずです。
どんな言語でも会話はテンポが命ですので、ネイティブスピーカーのちょっとした言い回しは憶えておくといざという時に役に立ちます。
この記事では、初めての海外出張で失敗した経験から、ちょっとした言い回しを憶えておくことの大切さをまとめておこうと思います。
”What’s new?” は「変わりありませんか?」だった
”What’s new?”
海外出張時の会議室で久しぶりに会った現地の担当者に聞かれたひと言目でした。
普通なら ”How are you doing?” と聞かれるような局面でしたので、”Fine. Thank you.” と答えようと構えていたところです。
「新しいものは何?」と聞かれたと思ったので面食らいました。
「えっ、いきなり本題かよ」
なんと答えてよいかわからなくてしどろもどろになっていると、その場は相手が気を利かせて続けてくれましたので事なきを得ました。
”What’s new?” (変わりありませんか?)
“Nothing special.”(特に何も変わったことはないよ)
”What’s new?” と聞かれた場合は、”Nothing special.” または “Nothing in particular.” と返せばよかったのですね。
その時は本題に入る前から、緊張してしまいました。
”That’s a good question.” に鼻高さんになった
会議の最中にやっと勇気を出して質問した時の相手の答えです。
“That’s a good question.” (良い質問ですね)
と言われて、実は内心「鼻高さん」になっていました。
「あなたにもわからないような素晴らしい質問ができた」のだと。。。
次の答えが ”I have no idea.” (わかりません)だったので、さらに鼻が高くなっていまいた。
思い返せばお恥ずかしい限りですね。
本当は的が外れてて、答えるのに困った質問に対して「良い質問ですね~」「わかりません」と言ってただけだったんですから。
”Do you mind if ~?” に笑顔で ”Oh, Yes.” と答えた
食堂で列に並んでいた時のことです。
ある女性が、”Do you mind if I cut in?” と申し訳なさそうに尋ねてきました。
もちろん問題ありませんでしたので、満面の笑顔で ”Oh, Yes.”と答えてしまったのです。
相手の方は少し怪訝な表情を浮かべて立ち去りました。
しばらく「何で立ち去ったのかな?」と思っていたのですが、「割り込んだら気にされますか?」と聞かれて、「はい。とっても」と答えたことに気づきました。
“Do you mind if I cut in?” (割り込んだら気にされますか?)
”Not at all!” (どうぞ)
が正解でしたね。
”No.” か “Not at all.”と言っておけばよかったんです。
正直思いっきり悔やみましたが、後の祭りでした。
まとめ:簡単な言い回しを憶えておくと楽です
ビジネスの本題の内容は、出張前に十分準備することができます。
難しいのは不意打ちの些細な会話なんです。
些細なちょっとした言い回しを良く憶えておきましょう。
海外出張で本題に入る前や、本題と外れたところで疲弊しているなんて、本末転倒だと思いませんか?
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