面倒に感じてやりたくないことは、日常生活の中でいっぱいありますよね。
特にそれを毎日継続しなければならない場合、人間誰しも実に苦痛に感じてしまします。
ブログを書いている時でも、いざ書こうとするとまったく筆が進まない(キーボードが打てない?)ことがよくあります。
ふと気づくとすぐに3時間ぐらい平気で経っているんですよね。
これは、やはり1記事をすべてまとめて一気に書こうとするから面倒になってしまうんです。
では、どうしたらよいか。プロセスデザインを適用してみたらどうでしょう?
システム開発に携わった方は、プロセスデザインという言葉を聞いたことがあるはずです。プロジェクトマネージャーというIT職種の方が使う手法ですね。
プロセスデザインの考え方を日常の生活に取り入れる
プロセスデザインとは、ある計画をスタートさせるとき、その計画の「進め方」を事前に決めておこうとするプロジェクトマネジメントの手法とされています。
問題解決や目標達成のために計画内容の実施される順序、段階、それによって生ずると考えられる成果、可能性のある障害等をマトリックスを用いて整理し、最良の手順を、また複数の方法について最良の方法を選択するプロセスを設計するトータルデザイン的な行為です。
ウィキペディア(Wikipedia)
これに似たものに「習慣化」ということばがあります。やらなければならない面倒なことを継続するために習慣とするやり方です。
ただし、習慣化は特に継続できるようなしくみを考えることに注目しますが、プロセスデザインはできなかったとき、または予測しうる障害となるできごとが起こった時どうするのかまで考えて対応を決めておくところが魅力的です。
要するに何かをやらなければならない時、目標をたて何からどうして行ったら効率的か、またできなかったらどうするかという進め方を考え、進めるしくみを事前につくっておくということです。
現実の生活では、突発的な出来事がよく起こります
なぜなら、現実の生活の中ではいくらでも、突発的な障害が起こるからです。
でも、これは予測していないから突発的なのであって、もし事前に考えてあれば、予測しうる障害であるということが言えます。
難しいことは抜きにして、ブログを書くことを例にとると、ブログの1記事を書くことを、自分で小さな作業に分割し、それを効率的な順番に並べていけば、ブログを書くという一連のプロセスデザインとすることができますね。
このとき重要なのは、それぞれのプロセスを意味のある最小単位に落とし込んでおくことだと思います。
この意味のある小さなプロセスは、忘れないための一連の作業ということで、人によって違いますから、自分のやりやすいように分割すればよいのです。
例えばブログの記事を公開するまでに
- ネタのキーワードをメモする
- キーワードから、事実、気付き、対策、結果に分割する
- それぞれに書きたいことを下書きする
- 文章全体をまとめて入力する
- 文章を見直す
- 公開する
- 全体を読み直して修正する
などというように小さなプロセスにわけて、ひとつづつ進めていくというような具合です。
ポイントは、それぞれのプロセスの間に、家事を頼まれるなどの突発的なできごとがあっても対応できるよう、それぞれのプロセスの終わり方を決めておけばよいのです。
そうすると次のプロセスをスムーズに進めることができるわけです。
まとめ:起こりうる障害を予測して、うまく対処することを楽しむ
慣れてくれば、これを並行作業できるようになり、非常に効率があがります。
プロセスを遂行している途中に、
「ゴミ捨て、行ってきてぇ~。」
「きたっ!」
予想通り。
終わり方を決めておけば、予測される障害ですから、ブログを書くこともきっと楽しくなりますよ。
コメント