何か新しいことや今まで経験したことがないことにチャンレンジしようと思ってもなかなか前に進まなかったり、続かなかったりすることってないですか?
私にとってはそんなことは日常茶飯事です。
でも今までの経験を振り返ってよく考えてみると、実はほんの些細なきっかけで物事を進めることができたのではないかと思うのです。
そしてそこから少しずつ状況が変化していき、気づいた時にはなんとかやりたかったことが実現できていたんじゃないでしょうか?
では、そのほんの些細なきっかけとはいったい何だったのか。。。それは、最初の一歩を踏み出す時の心の持ち方、すなわちマインドセットにあったのだと思います。
マインドセットとは、 経験、教育、先入観などから形成される思考様式、心理状態のことを言います。
ほんの些細なきっかけとは、このマインドセットを正しい方向へ整え、第一歩を踏み出すための小さな気づきだと思います。
ハードルをあげているのは自分であるという気づき
初めて人前で話すことを頼まれた時、社会にでて大きなプロジェクトを任された時、自己啓発のために何か新しいことにチャレンジしようと決めた時など、人生の中では様々なチャレンジが存在します。
そして私たちは、それらに対し少しでも良い結果を残そうと努力すると思います。
チャレンジには大きく分けて2種類あります。
高校や大学の受験、そしていろいろな資格試験のように合格か不合格のどちらに結果が明確に定義できるものと、前述のスピーチやプロジェクトの遂行のように良い結果の定義そのものが曖昧なものです。
私たちがなかなか前に進まなくなったり、続かなかったりする事態に陥るのは特にこの後者ようなチャレンジに対応しなければならない場合です。
良い結果の定義ができない物事の場合には、まず成功というためにはどうしたらよいか、なにをすべきか、今後起こるであろうリスクにどれだけ対応するかなどを決めないといけません。
また様々な周囲の期待に答えようとして、あれもしなければいけない、これにも対応しておかなえればならないといった状態になり、本来行わなければならないことが何ひとつ手につかなくなってしまうからです。
さらに自分の能力を超えて大きく見せようとすると事態は悪化します。
良い結果の定義を決めているのは自分、そしてその物事を進める際のハードルを上げているのも自分ということに気づくことが重要です。
そしてまずは身の丈にあった成功の定義を目標にするマインドセットにすべきです。
小さな目標をひとつずつクリアーしていくのが近道という気づき
チャレンジする物事を大きなひとつの目標として捉えてしまうと、達成するまでに膨大な時間がかかり準備することが非常に多く感じられるようになります。
このため、考えるだけで面倒になってしまったり、途中で挫折してしまうことになってしまいます。
このような事態を避けるためには、まずは大きな目標を小さな目標に細分化していくことを行います。コーチングの世界ではこれをチャンクダウンと呼び、実践されている方法です。
細かく小さな目標に設定し直すことで、それぞれの優先順位付けがしやすくなり、本来行わなければならない作業に入りやすくなります。
場合によっては、優先度の低い目標を取捨選択することができ、結果的にチャレンジを達成するまでの時間が短くなることがあります。
まずは、小さな目標をクリアーしていくところから始めましょう。
「やらなければ」と思うのではなく、「あたりまえにやる」と決めてしまう気づき
人は誰しも強制されることには抵抗があります。
あるチャレンジに対して「やらなければ」と思うと、いつまでたっても自分自身から強制されているようなイメージが抜けなくなってしまいます。
これが長時間続くとどうしても嫌になってしまい、途中で挫折する可能性が高くなっていまします。
特に新しいことにチャレンジする時には、「やらなければ」と思ってがんばるのではなく、「あたりまえにやる」と決めることです。
もっと言えば「あたりまえに普通にやる」と決めるのが良いかもしれません。
あたりまえに普通にやれば良いわけですから、歯を磨くのと同じです。食べたら磨くのと同じように生活のリズムの中に組み込んでしまうようにすることです。
こうすると、誰からもそして自分自身からも強制されるイメージがなくなり、物事を進めやすくなると思います。
まとめ
ここで示したそれぞれの気づきは、ひとつひとつが本当に単純で、本来気づかなければおかしいようなもののはずです。
あたりまえのことですが、人は気づきがなければ行動はできません。したがって、気づきというものは私たちが物事を進める上で、非常に大事なものです。
しかしながら、私自身の経験でも何か新しいことにチャレンジするときには、知らず知らずのうちに前に進めなくなっているが多々あります。
特により良い結果を求めて自分を大きく見せようと背伸びする場合や、期待値もわからずに周囲の期待に答えようとする場合にそれが顕著に現れます。
そんな時には、原点に戻って自分の気づきを再確認し、正しいマインドセットで物事を進めていくようにしたいものです。
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