経験のないシステムトラブルをなおすのは本当に難しいですね。
特にフリーのプログラム資産は、使う人(ユーザー)がその価値をしっかりと把握して、ありがたく使わせていただくという姿勢が重要だと思います。
この姿勢があれば、実は自分のスキルも向上するという事実に気づけます。
他の人に面倒をかけずに、できるだけ早くトラブルをなおすために自分で調べようという気持ちになるからです。
結果的に自分のスキルアップに役立ちます。
今回システムトラブルの経験から、ユーザーとしての意識が自分の成長につながるということを再認識しました。
Cocoonのスキンが反映されないトラブル
このブログを立ち上げた時は、右も左もわからない状態でしたので、調べているうちにWordPressというものがあり、その上で動くいろいろなテーマが揃っているということを知りました。
最初はどうして良いかわからなかったので、とりあえず無料テーマを入れてみるかという安易な発想で利用させていただいたのがCocoonというテーマでした。
今頃になって、ようやくCocoonの「痒いところに手が届く」ように緻密に作られたプログラム資産であることが認識できた次第です。
先日ブログ・ヘッダーの背景イメージを変えたりしているうちに、Cocoonのデザインスキンが適用されないというトラブルが発生しました。
何度スキンを変更しても反映されませんでしたので、それまで変更していた部分をもとに戻したりして試しましたが、いっこうに改善できませんでした。
今思えば恥ずかしい限りですが、その時はこれはCocoonのバグ(ソフトウェア障害)かもしれないと思いました。
そこで同じようなトラブルがないか調べながら、Cocoonのフォーラムににたどり着きました。
この時はじめて、フォーラムでしっかりとサポートされているコミュニティーの活動をみてあらためて感銘を受けた次第です。
これだけしっかりとしたコミュニティーがあるならば、スキンの反映ができないようなトラブルであれば、間違いなく報告されているはずですが、ちょうど該当するものが見当たりませんでした。
ということは、なんか自分で悪いことをしているのではないか?
コミュニティーにサポートをいただくのは簡単ですが、ここは自分で調べてみようと思いました。
プロローグ:Cocoonのスキンが反映されないトラブル解決編
まだまだ若いもんには負けてられません。
バリバリの昭和生まれのたかたんおやじが、せめて家族内での威厳を取り戻そうと、自分で調べて自分でやってみるプロジェクト。
今回はCocoonのスキンが反映されないトラブルに挑戦してみようと思います。
息子や娘に任せると早いんだろうけど、ここは苦労しても自分でやってみることに意義がある。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
山本五十六の名言
ほめてやらねば、人は動かじ。
限られた知識と限られた体力と限られた時間との中で、いつもながらネットで様々な情報をありがたく活用させていただきながら、ブロジェクトを進めていきたいと思います。
HTMLの読み込みがおかしいのだから、どうしたらそれがわかるか?
スキンが反映されていないのだから、スキンの呼び出しに問題があるのではないかということで、どうしたらその読み込みエラーがわかるかを調べました。
行き着いたのは、Chromeデベロッパーツールでした。
このツールに関しては以下に詳しく解説されているので、必要に応じてご参照いただければと思います。
ツールのコンソール部分に、HTMLを読み込んだ時のエラー内容が表示されており、スキンが表示されない原因は、ブログのSSL化が不完全で、選択したスキンを「https://」ではなく「http://」で呼び出していたため、ということがわかりました。
スキンを読み込むためのURL指定が誤っているために読み込めず、結果的に見た目にはスキンの設定が反映されないように見えていたようです。
SSL化の観点で再度情報を集めてみる
さて原因がわかったところで、今度はどうやって直せば良いかということで、SSL化の観点で情報を探してみると、わいひら氏がしっかりとまとめておられました。
上記記事の手順にもとづいて対応したところ、デザインスキンはきちんと反映され、ブログはもとの状態まで復活することができました。
エピローグ: Cocoonのスキンが反映されないトラブル解決編
実は今回のトラブル解決には、最終的に息子に手助けしてもらいました。
自分では特に悪いことはしていないはず、という先入観から若干まとはずれなところで時間を費やしていました。
「せめて家族内での威厳を取り戻す」夢はまた少し遠のいてしまいましたが、結果的に Chromeデベロッパーツールによる問題判別のやり方が学べて、少しスキルアップに繋がりましたので、それなりに良かったと慰めています。
まとめ
考えてみれば、今回のトラブルに関するものだけでも、HTML、CSS、WordPress、Perl、SSLなど様々なWeb技術が、様々な優れた人の知見のもとに作り上げられて成り立つものです。
さらにはコミュニティーによるサポートなど、並々ならぬ労力が注ぎ込まれているのが現実です。
せめてユーザーとしても、使わせていただく姿勢が大事ですよね。
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