あなたのお子さんも成長につれて、食べものの好き嫌いが激しくなってきたなぁと思うことはありませんか?
嫌いな食べ物を無理やり食べさせるのも酷だけど、これから先家庭の外で食べることも多くなり、本人が困ると思うと親としてはなんとか食べてもらいたい。
そんなジレンマの中、4人育てた私たちの経験からくる結論は、「二者択一法」によって、子どもたちになるべくそのままの自然な料理の姿で食べてもらうのが、おすすめというものです。
「二者択一法」はビジネスでもよく使われる心理的な手法ですが、2つの選択肢を選ばせることによって聞かれた相手が質問に答え易くする方法です。
「嫌いな食べ物は、3倍食べるのがうちのルールだよ。」
「これを食べる?それとも3倍食べる?」
「これを食べる。。。」
これで終わりです。
あとは、少しでも食べられたら最高の笑顔で褒めてあげることです。
二者択一法はビジネスでもよく使われる心理テクニック
「二者択一法」は、相手に選択肢を2つ与えることによって、より簡単に答えを引き出すことができる心理テクニックです。
子供だけでなく大人でも同じで、二者択一で聞かれると、どうしてもどちらかで答えてしまう心理が働きます。
さらに答えた相手は、自分で決めたことなので、すぐ実行する決心がつきますよね。
このように、嫌いなものを食べるという決心をするハードルを下げてあげることが、とても重要なことだと思います。
ですから、
「嫌いな食べ物は、3倍食べるのがうちのルールだよ。」
「これを食べる?それとも3倍食べる?」
と二者択一で聞いてみるのです。
うまくいくと少し食べてくれます。
できるだけその食べ物の一般的な姿で食べさせるのが大事
嫌がって食べてくれないと、調理方法や味付けを変えたり、最終的にはみじん切りにして形をなくしてみたりというような工夫をしがちです。
家庭内ではいろいろと工夫して食べさせることができますが、外食の場合にはそのようにうまくはいきません。
ですから、なるべく一般的に出される料理の姿で食べさせることが大事だと思います。
食べ物に関する子供の好き嫌いは、どうも味だけではないようです。
匂いとともに、色や形、歯ごたえが関係していることもあります。
嫌いな理由が明確ではなく、なんとなくいやだということも多く、もし食べないことを受け入れると、文字通りの「食わず嫌い」となってしまいます。
以前会社の先輩で、いつもピーマンを選り分けて、食べない方がいらっしゃいました。
その方に、
どうしてそんなにピーマンが嫌いなんですか?
と尋ねると、
だって中が空洞だから。。。
と本気の答えが帰ってきた時は、さすがに「食わず嫌い」の実態を知りました。
アレルギーなどの健康を害するものでなければ、嫌いな食べ物は一般的に調理される姿で食べられることが大事ですよね。
少しでも食べれたら、最高の笑顔で褒める
最終的にはこれが一番大事です。
人間だれしも褒められると嬉しいもので、嫌いな物でも得意になって食べるようになります。
長男は、もやしを食べるといつも吐いてました。
そのまま飲み込むから、ひげの部分がのどにひっかかるのでしょう。
ある時噛んで飲み込んだので、全力で褒め称えると、それから普通に食べれるようになりました。
この単純な方法で、我が家は4人全員の好き嫌いがなくなりましたので実証済みです。
まとめ:褒めるのが最大の効果を生む
我が家の子どもたちも、ピーマン、しいたけ、セロリ、しその葉はたいへん苦手でした。
嫌いなものを食べる決心のハードルを下げてあげるとともに、いざ食べた時、徹底的に褒めてあげることが一番簡単な方法でしたね。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
山本五十六の名言
ほめてやらねば、人は動かじ。
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